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60万くらい掛かる内装工事費用を退去の際になって一切払わないと言われてしまいました。

不動産会社で事務をしているものです。

この度アパートの入居者が退去することになり、退去後部屋の確認をしたところ部屋がすさまじく傷んでいました。

入居者は9年も住んでくれておりましたので多少の経過損耗はしかたありませんが、それ以上の傷み方でした。まず各部屋の壁はシミだらけで、出窓・フローリング、窓枠などは湿気などでガビガビになり塗装は剥げ、酷い所は波打ってしまっている個所もあります。

台所扉の取っ手は紛失し、台所・洗面台下も塗装が剥がれたり、汚れも酷い状態です。それに加え夫婦共にヘビースモーカーだったらしくたばこのヤニ汚れが酷く、臭いもこびりついてしまっています。

業者に全て見積もって貰ったところ、60万(オゾン消臭代含む)くらい掛かるとの事でした。

入居時に内装工事費用は、頂いていますが、それは自然損摩耗分で頂いてまして、故意過失部分に関しましては退去する際に請求させて頂きますという内容の契約になっているのですが、退去の際になって一切払わないと言われてしまいました。

どうしたらよいのでしょうか?訴訟にするしかないのでしょうか?

(質問no.13 ニックネーム:中田さん 静岡県)

回答
請求できる額は限られてきます



まず、細かな部屋の状況が分からない為、ある程度の原則論的な回答しかできません事、予めお断りしておきます。

>入居者は9年も住んでくれておりましたので
>多少の経過損耗はしかたありませんが、それ以上の傷み方でした。

9年間の使用によって少しずつ物権の価値は落ちていきます。(残存価値)ですから、その残存価値の範囲で修繕費用を請求していく事になります。(因みに、壁紙の現存価値は6年で、仮に入居時に壁紙が新品だったとしても、6年目以降は現存価値は新品時の10%になると定められています。)


>60万(オゾン消臭代含む)くらい掛かるとの事でした。

ですから、故意または過失による損耗であっても、例えば先述の壁紙の費用に関してはかかる費用総額の10%は請求できます。


>入居時に内装工事費用は、頂いていますが、それは自然損摩耗分で頂いてまして、

自然損耗分は賃借人負担にはなりませんから、そもそも「頂く」という事はできません。


>故意過失部分に関しましては退去する際に請求させて頂きます

これ自体は何の問題もありませんが、請求できるのは自然損耗分を差し引いた現存価値部分の修繕費用分のみです。


>60万(オゾン消臭代含む)くらい掛かるとの事でした。
>一切払わないと言われてしまいました。

尚、次の入居者を入れる為の通常範囲の清掃、ハウスクリーニング等の費用は賃貸人負担ですので、その費用が60万円の中に含まれている場合は、その部分の費用は請求できません。


>訴訟にするしかないのでしょうか?

文面からでは正確な額面は出せませんが、訴訟をした場合でも、「自然損摩耗分で頂いている」といった点も含め、60万円キッチリ請求が認められる事は無いでしょう。

請求が認められるのは、あくまでも、自然損耗分を抜いた、残存価値部分で、かつ、故意または過失による損耗等の場合です。



回答者 : サイト管理人たかひさ  この回答者の詳細はこちらをクリック





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